2019年1月15日火曜日

うっかり1周年

複数の(会ったこともない) SNS 友達に勧められ、この無料ブログを始めて1年が過ぎました。前回の投稿から既に2ヶ月近く、その後は無沙汰を決め込んでおりましたが、書きたいものが払底したわけではなく、いよいよ金欠症が重篤を極め、つまりは生活に追われてその余裕すらなくなってしまったというのが実情です。

ま、正月のめでたさももう終ったことだし、少々勝手な愚痴を記して、ひとまずはまだ書き散らす意欲が消滅し去ってはいない、というご報告まで。いずれにせよ、何かとすみません。
 
                  

最初の投稿の折には、その後むやみに長いものばかり掲げるようになろうとは自分でも思っちゃいなくて、引用(再録)した友人宛の文に書き加えようかと思った話も敢えて閑却することにしたのでした。その1つが、件の ‘Songsterr’ というサイトで見た ‘Stairway to Heaven’ の間奏や末尾のギターソロに対する「弾き方指南」(タブ譜というやつ)への異見または苦言。間奏の始まりからズレてる半拍問題ほど致命的ではないにしろ、「それじゃあジミー・ペイジがやってんのとは違い過ぎるじゃねえか」と思う部分が目についちゃって。でも「もとより正確な記譜など物理的に不可能ですし」などと自ら記しておりますとおり、それを文章で伝えるなど厄介に過ぎるは明白、というわけで、今回もやはりほっとくことには致しました。先述の如くそれどころじゃなくなっちゃってる方今の我が身、ってのがほんとのところではありますし。
 

2018年11月28日水曜日

英語の名前とか……の補遺とか……

「英語の名前とか」などと題し、2ヶ月半あまり、21回にもわたって書き散した末、10日前に一応のケリをつけた一連の駄長文、毎回どうにも長くなっちまうもんで、書こうと思ってたけど敢えて省いたって話も少なからず。で、そのうちの1つに、その後も何となく気になってるやつがあり、今さらながらそれだけ記しとこうかと思い立ちましたる次第。毎度どうでもいい与太話で恐縮とは存じます。
 
                  

さて、20回めの投稿で触れた ‘Good’ と ‘Bad’ という名字についてあれこれ読んでいたとき、前者の最高峰とも思しき ‘Best’ って名字に思い至り、その由来も確かめてみたところ、かなり意外な語源説が知れ、軽く驚いたのでした。てっきり「最良」「最高」かと思いきやそうでもなかった、ってなところでして。でもそのときは、とにかく何とか話を終らせないと、との了見から、まあほっとくか、と思っちゃって。

この名字の人で唯一想起されるのが、デビュー直前のビートルズをクビになり、 Ringo Starr こと Richard Starkey とすげ替えられた Pete Best てえお人。その交代劇については夙にその経緯が語り尽されてはいるものの、どうやら「下手だったから」というのは誤伝の類いらしい……ってなことについては、以前書き散らしましたが、それはさておき、その ‘Best’ 姓についてのちょっと意外な話。

2018年11月18日日曜日

英語の名前とか(21 ‐ 終)

結局20回で終らなかった英語の名字談義ですが、ともかくも「落穂拾い」を終えようと思います。
 
                  

残る「落穂」の中には、米大統領史上随一の英雄(なのか?)の名字、 ‘Kennedy’ ってのもあるんですが、アイルランドおよびスコットランド発祥とは言い条、両者の家系に接点はないらしい。そこがちょいと謎だったりもするようで。大抵はアイルランド系と見られているようですが。

スコットランドとイングランドの境界辺りを発祥地とする ‘Kennedy’ が「深刻(ネクラ?)なやつ」というほどの名であるという一方で、ゲイル語の古い渾名 ‘Cinneididh’ ([スネディ]みたいな)こそ起源だとも申し、それは何と「醜い頭」てな意味だってんです。ほんとかしら。そのまま「ボサボサ頭」を指す ‘Roughhead’ って名字もありますけれど。

2018年11月16日金曜日

英語の名前とか(20)

早速ながら、「落穂」の残りを拾うと致します。前回挙げた「大小」関連の名字にちょいと倣って、互いに対比を成すが如き事例を少々。

Victor とか Neil とか、‘Young’ っていう名字の有名人ってのがいますけど、 ‘Old’ という名字だってちゃんとあるのでした。これが「若造」とか「老いぼれ」とかいうそのままの渾名なのか、見た目や性格が「青い」、「じじむさい」ってところから来てるのかはわかりませんが。どっちもありそうか。渾名由来とは限らないような気もするし。まあいいでしょう。

それにしても、「ヤング」ってえと「ビクター」だの「ニール」だのと、音楽関係しか知らねえのか俺は……と思ったら、70年代後半、アメリカの二枚目アフリカ系国連大使ってのもいましたな。イギリス訪問の折に「あんたらがアフリカ奴隷の卸元なんだよね」みたようなこと言って、現地で受けてたのを思い出しました。

2018年11月13日火曜日

英語の名前とか(19)

前回やりかけといて中断した「落穂拾い」の続きを。

早速ですが、体格その他の「大小」を表す渾名が名字となったという例もあり、 ‘Big’ もいれば ‘Little’ もいるという塩梅。ただし、前者に関しては ‘Bigg’ という表記が普通である上、その息子を指す派生形 ‘Biggs’ という事例が遥かに多いようではあります。

さらに、古文書の記載には、前回も触れた ‘Nash’ や ‘Rock’、それに ‘Dash’ だの ‘Tash’ だのという「木」に因む名字に絡んで以前述べた、‘de’ (= of) や ‘atte’ (= at the)の付された例も見られるとのことで、その場合は第2区分の「土地型」かとも思われるものの、中英語の時代にはもはや地形・地勢的要因とは無関係になっていたとのことです。

2018年11月5日月曜日

英語の名前とか(18)

ちょっと立て込んでて、だいぶ間が空きました。

前回までは、英語の名字における第4の区分、先祖の渾名に由来するという事例のうち、「鳥」の名が名字になっているものをいくつか恣意的に取り上げた……つもりだったのが、多くは渾名由来ではなかったというのが実情。とにかくも、トリ系については何とか終幕には至ったという次第にて。

今回は、言わば落穂拾いとでもいった風情で、これまで触れていなかった部類についてまたも恣意的に述べ、それでこの「英語の名前とか」などという曖昧な表題の駄論群全体にも引導を渡してやろうとの所存……ではあるのですが、果してそうは行きますものやら。まあ何はともあれ、って感じで、とにかく書き継ぐことには致します。
 

2018年10月22日月曜日

英語の名前とか(17)

毎回無秩序に思いついたトリの名を並べるだけというのが実情となってはおりますが、「オウム(鸚鵡)」、 ‘Parrot’ ってのも思い出しちゃったので、今回はまずそれの話から。

意外なことに、これもまた渾名型であるよりは、人名が先という例が基本とのことなのでした。英語の人名としては、やはり11世紀のノルマン征服に伴ってもたらされた仏語の名前、 ‘Pierre’ から転じた ‘Peter’ という洗礼名、つまりは「ペテロ」が起源だというのですが、「小ピーター」とでもいった愛称が ‘Parrot’ だったんだとか。渾名とすれば、やはり「おしゃべり」ってことだったんでしょう。

2018年10月19日金曜日

英語の名前とか(16)

前回は ‘Swallow’ だけ、しかも大半は肝心の名字とは関係のない与太話に終始してしまいましたが、今少し鳥由来の事例を挙げておくことにします。
 
                  
 
日本では「アトリ」(漢字では「獦子鳥」とか「花鶏」とか)などという、あたしなんぞはついぞ聞いたこともない鳥に類するらしい ‘finch’ っていう、あちらでは結構身近な美声の小鳥が渾名となり、それが子孫に受け継がれて名字になった、ってのもありました。ついでに、 ‘bullfinch’ (英和辞典では「ウソ」)だの ‘chaffinch’ (同じく「ズアオアトリ」)だの ‘goldfinch’ (同「オウゴンヒワ」)だのっていう同系の一派が、そのまま名字になっている事例も珍しくはないようで。

2018年10月15日月曜日

英語の名前とか(15)

少々駄洒落っぽい連想かとも思われますが、前回言及した ‘Sparrow’、「雀」とは、カタカナ表記だと1字違いということになる ‘Swallow’、 「燕」って名字もあるのを思い出しましたので、今回はまずその話から。

とは言いながら、これもまた鳥由来の渾名系よりは、第2区分の「土地型」に属する例が基本で、「渦」とか「急流」とかいう意味の同形異語が名字となったものだと申します。後期古英語および中英語(11世紀のノルマン征服後が過渡期)では「大穴」を指すとのことですが、語源の1つは古北欧語の ‘svelgr’、それこそ「渦」だというのです。

2018年10月11日木曜日

英語の名前とか(14)

またちょっと間が空きましたが、予告どおり、「鳥」の名前が先祖の渾名で、それが名字となったという例について、少しく記します。

トリ系の名字には、それこそ ‘Bird’ なんてのから、たとえば ‘Crow’ だの ‘Sparrow’ ってのまで、結構いろいろあるようです。 ‘Nightingale’ などという風流なのもありますが、子供の頃は、うちにあった薬の入れ物に描かれていた昔の偉い看護婦さんの名前、っていう認識。何だか長い名前だなあ、とは思っとりました。声のきれいな小鳥の名前(ツグミ科の由)だったとは知りませず。

いずれにしろ、主として性格に対する譬喩として鳥の名が後に子孫の名字となった、というのが基本的な型のようではあるものの、多くは確たる起源が知れず、あるいは複数の起源を擁するとともに、「ケモノ」系と同様、音韻や表記の変遷の結果、宛もトリの名前のようになっているだけ、という例も散見されるとのこと。 ‘Robin’ なんてのもその1つで、どうやら第1区分の「先祖の名前」由来という一派にこそ帰すべきものであり、さらに ‘Robins’ となると、それは ‘Robson’ と同じく、 ‘Robert’ の息子たる ‘Roberts(on)’ の派生形とのことで、どうも例外なく人名由来ということにはなるようです。
 

2018年10月7日日曜日

英語の名前とか(13)

早速ですが、猛獣シリーズ(?)に続き、動物の名前のついた名字について申し述べます。とりあえずは 「犬」と「猫」ってのが、何より卑近な動物ということにはなりましょうか。

‘Dog’ って名字も ‘Cat’ って名字も、あるにはあるんですが、渾名型に該当するのはどうも後者の「猫」だけのようです。それも、たぶんそうであろうとのことであって、渾名だとしても、どういう意味合いなのかはかなり曖昧とのこと。容姿よりは性格に由来するものが基本とは思われますが。

いずれにしても、飽くまでその名字の起源が「先祖の渾名」か否かってことが眼目ではあった筈なんですけど、確実な由来がわかったとしても、それは単に、昔の先祖に1人そういう人がいて、その渾名が子孫には名字として伝わった、という経緯が知れるというだけのこと。何より、大半は飽くまでその可能性がある、というに過ぎないのが実情と申すしかありませず。
 

2018年10月5日金曜日

英語の名前とか(12)

前回は、色にまつわる渾名由来の名字について、またぞろ索然たる駄文を晒しました。今回はそれ以外の渾名型名字についての与太話を。これで都合4種に大別される英語の名字談義は漸く終幕となります。と言いたいところだけど、たぶん今回もまたとても全部を述べることはできないでしょう。と、予め断っとくことに。

ともあれ、まずは鳥獣名が渾名として用いられ、それが子孫の名字となったという事例について。と言っても、既述の如く、他の渾名系に違わず、と言うより他よりその度合いは大きいとも思われますが、動植物の名称が名字となっている場合は、その由来が多様で、単純に渾名だったかどうかがまず断じ難いとのこと。まあひとまずは、渾名由来が基本ではあろう、とされるものをいくつか記すことに致します。